はい。この標題、よく聞かれます。
結論から先に言うと、
『あると言えばある。ないと言えばない』
ん?(°_°)。。。
と、いうことで説明の始まりです( ´ ▽ ` )
衿芯というと
色々あるのですが、簡単にめっちゃ大きく分類してみると
⑴ 花嫁衣装用(奉書紙)
⑵ 通常の着物用(平たい棒状)
⑶ 衿芯材(洋服の衿芯のような布)
よく皆さんが使われるのが ⑵の衿芯で、レンタルにも必ず入ってますよね。こういうのです☟
このように形状も色々あって、
まっすぐなもの・山なりカーブしてるもの・硬いもの・柔らかメッシュ素材のもの。。。数多くありますよね。
衿芯のカーブはどっちが上?
上の画像の1番下の衿芯。このカーブがついてるのが「どっちが上側?」と疑問のわいてくる衿芯。
長襦袢の衿に通して使うと、結果この形で使うことになります。
背中心がグゥッと下がっているので
このようにカーブの中心が下がるように(山が下)使うんだよね?!
と言われますが
ちょっと待って。3次元の立体で考えてくださいね。
これをこのように、使用するかたちに曲げてみますね
出来上がる形が、微妙に違う!?
左側が山を下。(丸い円にちかい形)
右側が山を上。(少し細長な円の形)
ここがポイントなのです!
要は「どっちが絶対上です」と決める必要はないと思うんです
「どんな衿の形がいいか」に合わせるのが1番だと。
もちろん衿は堅い物ではないので
どっちにせよ、ちょっとした引っ張り具合で変えることは可能ですし。
どっちも間違いじゃないと思います。
私の場合は、
胸元の衿は、首に沿うように(首にくっついてるわけではありません)して、首の後ろ側はキリッと抜きたいので、衿芯は山を上にして使うことのほうが多いですね。
でも、
衿が首に沿うのをキツく感じたり、アトピーの方などで皮膚が荒れてたりする場合など、首を動かした時に衿が気になりそうだなぁと思ったら、衿芯の山を下にして使用することもあります。
衿芯の値段と使い分け
2本で220円ぐらいものから1本で1300円ぐらいものまであるようなので、迷っちゃいますよね。
例えば、こちらは礼装用でしっかり衿を決めたい時にお勧め。
他にも色々ありますが、長襦袢の元々の衿との相性や どんなシチュエーションでお着物をきるかを考慮にいれるといいですよ。
長襦袢の衿が元々かための生地になっていることもあるので、その場合は柔らかめの衿芯でもいいかも。その逆に ヘナヘナな衿だったら少し固めの衿芯を使いたいですね。
ちょっと見てみただけでもアマゾンさんにもこんなにある~(*_*)
選ぶときのもう一つのポイント!
例えば、普段着使いにしたい時の衿芯は柔らかめ。男性のカッターシャツの衿を想像すると分かりやすいかも。硬いときは「いざ!出陣!」感があるじゃない?
半衿のシワが気になるときは
首の後ろの部分とか、半衿のシワが気になるときってありますよね(-"-)
そんな時に便利なのがこちら☟ ⑶ 衿芯材(洋服の衿芯のような布)はこれのことです。
特に半衿を正絹でない生地にすると
シワになりやすかったりします。そんな時は、まず半衿をこの衿芯に先に縫いつけて、
それを長襦袢に縫い付ける!
と、ひと手間ありますが、キレイな衿が出来上がります!
胸元の衿の角度で、見た目の首の長さが変わってきます!是非自分らしい着方を楽しんで。